Thermal insulation - 高断熱
高性能住宅の3要素の一つ高断熱。
普段着ているセーターやダウンジャケットが暖かいのは、
体のまわりに動きにくい空気の層ができているから。
空気そのものが断熱をしているのです。
動かない空気の層があればあるだけ、断熱性が高められます。
外皮性能と呼ばれる断熱性の基準はUa値は地域によって異なります。
弊社のある大田原市は、省エネ基準による地域区分は“5地域”
Ua値 0.87W/㎡K
那須町や那須塩原市(旧黒磯地区)は“4地域”
Ua値 0.75W/㎡K となります。
弊社基準のUa値は
0.3W/㎡K以下
化石燃料の高騰が進むこれから省エネの住まいが必要とされ
一年を通して温度差の少ない住環境が
健康でここちよく暮らすための基礎となります。
屋根・壁
〈高性能グラスウール〉
性能面・施工性・耐久性・不燃性・環境性・防音性・コスト面においても高スペックなグラスウール断熱材です。
厚さが必要なことが唯一のデメリットではありますが、そこをきちんとおさえることができれば、長年使用されて続けていることからも安心の素材です。
充填する室内側は、様々な下地や複雑な所が存在します。
そんな場所でも、施工性がよく無駄が少なく、端材も再使用しやすく、産廃としての排出が削減できます。
そんなメリットがたくさんあるため、屋根・壁の主要な部分を高性能グラスウールで断熱をしています。
壁/付加断熱
〈フェノールフォーム〉
〈ポリスチレンフォーム〉
高断熱化に必要不可欠な外張りによる付加断熱
外壁材の仕上げ材も無垢板、ガルバリウム鋼板、塗り壁を標準仕上げとしているので、それぞれの重さも異なります。
外壁材の重さを考慮しておくと出来るだけ薄く高性能な断熱材を必要とします。
フェノールフォームが30mmのところを高性能グラスウールで代替えしようとすると57mmの厚さが必要となり、およさ2倍の厚さとなります。
壁厚を増やさないことで、留め付けるビスへの負担と壁にかかる負担も少なるのです。
それは、数十年それ以上の安心のための選択です。
2つのタイプがあるのは、防火構造認定によるものです。
基礎は、より吸水性の少ないポリスチレンフォーム断熱材です。
玄関・サッシ
躯体の断熱材と合わせて高性能な断熱気密性を備えた開口部が必要となります。
そして性能だけじゃなく、末永く使えて家族の共に成長し美しくなっていく玄関があります。
毎日のように触れて向き合い、迎えてくれる玄関は本物の木のよさを実感します。
窓は、やっぱり断熱性能が必要になるので、トリプルガラスの樹脂サッシ。
冬場でもおひさまが気持ちよく入る窓には、あえてペアガラスを使い
あたたかな陽を採り入れていきます。