昨年、弊社OB様のお宅の住み替えに当たって、土地建物の売買を依頼されていたのですが、弊社での売買には至らず他社様にて仲介売買契約をしていただき、無事売買を済ませることが出来ました。
OBのお施主様が物件の引き渡しにあたり、状態の確認等おじゃますることはありましたが、他社様に仲介を頂いたので、私が買主様にお会いすることはありませんでした。
買主様が県外の方でご年配の方だということは聞いておりましたが、それ以上知ることもありません。
ただ、OB様が『何かあれば弊社へ』とお口添え頂いた旨のお話を下さったことは聞かせて頂きました。 売ってお終いではなく、そんな風にお家を大切に思って下さることがうれしいですね!
私たちも心を込めてつくったお家です。 『住まい手が替わったとしても責任がある。』とも思っています。
そんなある日、聞きなれないお名前の方から
家具等の大きなものの処分のお手伝いの依頼がありました!!
そう!
その住所、その方は、弊社の建物に新たに住んでくださるM様。 おひとり暮らしということもあり、大きな家財道具の運び出しに難儀されていらっしゃいました。
日程を決め、ちょうど現場帰りに寄らせて頂き
その家財を駐車場の道路際まで運び出し、お仕事終了となりました。 特別なんの不便もなく暮らしていますが、ちょっと気になることもあるんだよね~
と、外で少々雑談を交わしながら…
ふと玄関先の瓦屋根を見るとケラバ(側面部分)の瓦のビスが飛び出していました! たまに見かけるのですが、
どういう訳か、下地の木に留めつけてあるビスが緩んでしまう不思議な現象??
ちょうど、その日に乗って行った車は2連梯子を積んだままの2tダンプ。
早速、屋根に上がって固定のしなおし。
上がってみると、雪止め金具が一つだけ斜めになっていたのでこちらも修正。
そんなことがありました。
実は、平成30年より中古住宅の売買の際に“既存住宅状況調査”を実施している場合、その調査技術者の報告、説明義務化されています。
主に主要な躯体の劣化や不具合の状態を目視、および計測にて報告するもので適合性の判定は含みません。
宅地建物取引士で既存住宅状況調査技術者でもありましたが、法整備から6年が経ちますが、資格者である私は一度も調査したことがありません。
物件に携わる機会が多い訳ではないので、それなりかもしれませんが、中古住宅の売買に当たり、“現況有姿”という文言が付くことが多いせいか費用のかかる調査までには行きついていない気がしています。
ちょっと余談のような話になりましたが、中古住宅の売買にはこんな法整備もされています。
今回、物件を購入下さったM様もこのことは知らなかったようで、売買後ではありますが気になっている見えない部分の調査のご依頼を頂きました。
せっかくなので、“既存住宅状況調査”では覗ける範囲とされている点検調査をしっかり目視調査とさせて頂きました!
屋根裏の状態、床下の状態、屋根、外壁ふだん見難いところを重点的に点検します。
築20年ですが、当時の高性能住宅の基礎“次世代基準”に合わせた建物です。
ソーラーは、一度修理対応をしていますが、換気システムは全くもって現役稼働中!
合わせて建具の調整、ダクト式第三種換気のメンテナンス方法、ソーラーシステムの確認等ひと通り点検させて頂きました。
写真は、他の物件のものですが
二連梯子を延ばし、二階上部の屋根に上がって戻ってくると…
梯子をおさえて下さりながら、
『“槍ヶ岳”に登ったことがあるんですが、その梯子場を思い出します!』
そんなことを話して下さいました。
『そうでしたかぁ』と私。
なかなか北アルプス縦走が実現できていない私には、うらやましくもうれしいお話。
たまにこうして、7m以上のところへあがるのですが
山好きの山屋からみると、そう!梯子場ですよねー!!
当たり前の目線が一気に変わってみえてきます♪
そういえば、納戸にザックが何個か置いてありました!
ちなみにこの写真は、
弊社“NASUNO BASE CAMP”の鎖場です〜
弊社HPもご覧になっていただいており、その山並のお話も。 それは奇しくも先週のblogのことへ繋がります。
その先は、ご想像のとおり
山行談義になったことは言うまでもありません(汗) (中央分水嶺でもあるこの地は、那須野が原の原点です)
ともあれ、第二のオーナーさんであるM様ともこんな関わりが出来ていることにご縁を感じないわけにはいきません。 第一のOBオーナー様にも機会をつくって頂き感謝です。
今シーズンは、どうなっていくのか?? 自然も人もご縁を大切にしていきます♪
P.S.
M様、また報告書類をお届けさせて頂きます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!
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