自分がどこを向いているのか? どこに向きたいのか?行きたいのか?
目の前にいる相手がどこを向いているのか? どこに行きたいのか?
最近、そんなことを思うことも多くあり 今週は、イメージしやすく写真多めで書き綴ってみます。
人って、頭が上にあって前に顔があるんですよね。 眼も前にあります。 動物それぞれの特性に合わせてそうなってるんだと思うんです。 草食動物の目が側面にあったり
肉食動物は前にあったり。。。 ...突然だけど
カニって足がたくさんあって、足がぶつからないように歩くから横あるきなの?! ふと思った(汗)
ともあれ、人の骨格は前に歩きやすく出来ている。 横にも後にも進めるけど、
動物並みに速くは走れないけど、
いろいろなところを基本前に進むために身体はできている。
頭を支える首は、うまく向きを変えることが出来ます。
時には、周りを見ることもあるでしょう
時には、後ろを見ることもあるでしょう
時には、下を見ることもあるでしょう
時には、上を見ることもあるでしょう
でも、人はやっぱり前を向いて生きていくんだと思うんです。
それぞれにきっと感情がそうさせるのですが、
アウトドアの環境で気づかされることをいくつか... いくつか?!
まずは、夏のおわりに
涼しげな雪山の写真から。
コブコブ斜面。 どのコースを滑りたいのか。 しっかりルート選定しイメージをする。 コブに当てながらしっかりターンするのか
縦めのコースで浅めにねらうのか... これを足元だけ気にしながら滑りだすと、必ずターンが遅れはじき出されます。 2つ3つ先のコブを見ながら、態勢をキープする。 足元は、どちらかというと感触を感じながら下りていく。 周りを見てる暇などまったくないコブスキー 今となっては、筋力的にも下りきる自信がもてない今日この頃。 コブに挫折し、フリースキーへ。 そしてゲレンデを離れて、もうしばらくになるなあ だれか、ゲレンデスキーも誘ってくださーい! フリースキー、登山の延長上にあった雪山。
目標の山頂に向かい深い未踏の新雪をひたすらラッセルで進んでいきます。 たった一本のシュプールを描きに。
前を行くために足元を一歩、一歩固めながら進みます。 結構きつく前を向く余裕はなくなり、ひたすら目の前の一歩を進めます。
深い雪と急登にひと休み。
周囲を見渡し、どこをぬけるのがよいか?
都度判断が求められます。
きつい作業の繰り返しですが、雪山の醍醐味でもあります。
でも、がんばっていると
同じ志を持った仲間が現れ、交代でラッセルをしていくことに♪
2人のパーティ+3人パーティは
格段にペースが上がります!! トレースを進むだけなら、楽になりますよね。 後ろで楽をさせてもらったら、周りも見渡せたり、写真も撮れちゃいます。 この日はガスガスでしたが、無事山頂を踏むことができました!
後を付くといえば、 自転車もそう スピードが出るだけに後ろにつくと、その風(風圧)を直に受けなくなるのでとても楽についていけるようになります。
逆に前に引っ張られるような感覚させ感じます。 空気の巻風のような現象なのでしょうか。 自転車も登り坂になると、
だんだんきつくなり、下を向きがちになります。
でも、この細いタイヤで下を向くという行為は危険を伴います。 石や人工物など、路上の障害物の発見が遅くなれば、転倒のリスクが増大します。 車両ですし、よそ見運転になりますよね。 (自転車の写真は動画の切り抜きです。)
どんな坂道も前を向いてさえいれば、勇気だって湧いてきます! この峠を越えれば、下り坂が待っている~♪
とはいえ、下りの方がドキドキ(緊張の方)だったりするもんです。 大概、公道ですし下りのスピードに伴いブレーキの制動とハンドル操作に力が入ります。
どんなきつい登り坂も峠を越えれば、その分がんばった分は下り坂~
自転車は、車と違いスピードも自由。 たとえ行き過ぎたとしても、すぐに戻れます。 普段見落としがちな、ふとした景色を見つけることが出来るんです! 自転車って、ある意味自由な乗り物かもしれません。
水辺の自由を手にすることができるカヌー(カヤック)
これも目標地点を見定め前を向いています。 前をむいていないと、風や波に阻まれまっすぐ進んでいきません。 写真のようなカヤックでも左右均等に漕いだとしても、周りの状況次第で全然違った方に行ってしまいます。 パドルをただ漕ぐだけでなく、時にはテコのように使いフネをコントロールします。
下をむいたり、周りの景色を愉しむときは、漕いではいないときでしょうか。 透明な水にココロがウキウキしたり、きれいな紅葉をのんびり眺めたり... そんなヒトトキに自然のど真ん中を感じます。
絶対に前や周りを常にみていないとならないフネもあります!
それがサーフカヤック! 波との距離、漕ぐ速さ。 他のサーファーさんたちとの距離感。 波越えも一般のサーファーさんたちとは異なり、波の上を越えなければなりません。
迫りくる波と周りを確認しながら愉しむカヤックです。 波に乗れたときも楽しいし、うれしいのですが
何気に波待ちの沖にいる時間もいい時間だと思っています。 この時ばかりは、下も向けますが不安定がゆえにあまり向きたくありません。 そして、強制的にあちこち向かされるのが波に乗れずに“沈”したとき。
自分の意志に反して、ぐるんぐるんに巻かれます!!
ランニングは、すべてが自分の意志次第。 やめるのも、走るのも基本的に自分の気持ちだけ。 レースともなれば、下を向いている暇はありません。 下を向くのは、スタートのときくらい。 事前の準備と靴ひもなんかの確認程度。
しばらくレースは走れていないけど、 レースでは下の方、前の人の足元はよく見ています。 それは、自分の姿勢の維持のため。 顎が上がらないように上を向かないように 顎を引くことを意識しているから。 練習のジョギングでは、よく横を向くこともあります。
それは、店先のガラスに映る自分をみてフォームを確認したいから。
レースでは、あちこち向いていたらフォームも崩れるし、集中力もきれてしまいます。 必ずあるその先のゴールに向かうために前を向き走り続けるのです。
今、仕事でやりたいことがいろいろあるんです。 すべてが出来るようになるには、先はまだまだ 簡単な道のりでもなさそう... それでも向かうと決めました!
そんな中で起こった今年の出来事。
〈足元注意です。〉
お正月早々のリベンジ登山。 猛吹雪からのこの日のお天気は晴れ。 そして広がる雲海。 前々から裾が切れていたのは知っていたけど、そのうちに修理を...
なんて思っていたら、やってしまいました。 写真を撮ろうと向きを変えたタイミングでアイゼンに裾の切れ目がひっかかり転倒。 スマホを持ったままの手は、うまく着くことが出来ずに左手薬指のらせん状骨折。
周囲の?自分の確認がいちばん必要な出来事でした。
まわりをみたいがために下を疎かにした結果です。
唯一?? 足元でも上でも下でもどこでも見ていられる時間。 温泉たいむ~♨
身体もココロも癒される時間です。 目をつぶってもいいくらいですねぇ~
でも
やっぱり上を向いてまいります。 自分の目標となる頂を見つけました! 行きつく(生きつく)先を見失わないように。
遠回りしがちな自分なのは、よく判っている。
でも、その分いろんな景色を見てこられた♪
今、向かっている山はどんな山なのか きっと、まだ5合目くらい。 富士山なら、車でスタート地点まで来れる感じでしょうか。
まだまだ登り始めたばかり... そこは、樹林帯の頂なのか
眺めのいい頂なのか??? 判らないけれど、前を向いて登りはじめました。
時には、休憩もするでしょう 安全に無事に帰るために。 いつもとかわらず、いろんな景色を愉しみながら。
自分の頂を見つけに。
晴れを祈りながら。。。
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