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執筆者の写真益子晃人

内窓ワークショップ(国もすすめる窓改修)

先週、夜のニュースでやってました!

『最大200万円国もすすめる窓改修』


家庭部門である住宅業界は、その多くが中小零細企業であったり、その工務店をとりまとめるような団体がなかったこともあり、なかなか改善されていなかったのが、現状でした。


新築の建物においては、高性能化が進み改善効果もあるものと思います。


しかし、日本全体で戸建、貸家共に5,362万戸(総務省平成30年住宅土地統計調査)あると言われています。

新築は、年間80万棟と言われています。

築10年以内の断熱化された住宅が800万棟あったとしても…およそ15%程度なのです。





築10年以上で高性能住宅が5%程度あったとしても、8割くらいの建物は、まだまだ断熱不足でエネルギー消費も大きく、住み心地のよくない暮らしをしているのです。


私も以前から、断熱改修をするなら窓から!

次に床、その次に天井と話をさせて頂いていました。

なぜ、この順番かというと…

工事にかけた費用に対して効果が出やすい順になっています。

壁も含めて全て改修できるのが、最善であるには違いないのですが、出来るところからだったり、使わないお部屋を改修するのはあまりにもったいないので、必要ところに必要な工事をご提案してきました。


そんなところに昨年より始まった、環境省の大型の補助制度の窓改修です。

冬であれは、暖めた熱の半分以上の割合で逃げてしまうところが窓なので、改修をすれはその効果は多分にあります!

(弊社では、家全体の窓改修も2件ほどありました。)


そんな内窓工事を…


自分で作ってみよう!!

と、いうことで週末の23日(金・祝)に内窓のワークショップが開催されました。

あいにくの肌寒い陽気でしたが、参加者さんたちと楽しい時間を過ごさせていただきました♪


今回は、紙の資料だけでなくパワポ資料も作ってみまして、作るだけでなく…

なぜ内窓なのかという感じでかんたんな座学もやってみました!






そして、メインイベントの製作作業!



材料は、ホームセンターにある見切り枠材とレールの材料

予定の寸法に合わせて切っていきます。


ガラスになる部分は、透明なプラダン厚みは4mm(段ボール構造のプラスチック板)

カッターで簡単に切れます!



今回は、浴室の開き窓部分ということで、ケンドン式のFIX仕様です。 (持ち上げながら上枠へ差し込み、下枠に合わせ下して固定)

なので、把手も付けて無事完成です!!


以前からプチプチを貼ったりすることは知っていたけど、“窓を作る”作業そのものと必要な寸法の出し方などDIYのヒントがもらえたと好評をいただきました。


すると、早速ご自宅で取り付け。

その効果をサーモグラフィと合わせてご連絡くださいました~!


通常の窓

 壁  12.7度

 ガラス 8.9度

 金属枠 5.7度


DIY内窓設置後

 壁  12.7度 → 13度   (0.3度UP)

 ガラス 8.9度 → 13.1度 (4.2度UP)

 金属枠 5.7度 → 11.1度 (5.4度UP)


窓付近の表面温度平均で

   9.1度 → 12.4度 (3.3度UP)


窓の近くだけで3度以上暖かくなりました! 3度と聞くとそれだけ?!と思うかもしれませんが、体温が一度上がるだけで熱っぽく感じる訳ですし、体の中と外の違いはありますが結構大きな差があります。

なによりも、壁との温度差が少なくなり温度ムラがなくなっていることがいちばんの成果です♪


まちがいなく“おねだん以上”の内窓DIYでした♪


耐久性を考えれば、サッシメーカーさんのものがいちばんだと思います。 開催しているワークショップは、“自分でできる暮らしの工夫”のご提案です。

もっと暮らしやすく。

そんな暮らしのお手伝い。


補助金がどうあれ、家から漏れ出るエネルギーを少しでも防ぎたい。 エネルギーを貯めることができれば、きっと暮らしも日本も豊かになる。

我慢をせずにちょっとのひと手間、ひと工夫が豊かなココロをつくる…

そんな風に思うのです。 毎日がここちよい暮らしとなりますように。

住まい手さんとプロの職人さんとの間にいる私が、皆さまの暮らしづくりをお手伝いします!!


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